Moi from Finland
フィンランドからの手紙
フィンランド在住のムーミン研究家・森下圭子さんのフィンランドの美しい自然や日々の暮らしをつづったエッセイ。
2015
森下圭子さん
(Keiko Morishita-Hiltunenさん)
ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。
12月
手仕事のたのしみ
クリスマスが近づくと、地下鉄やバスで編み物をしている人たちが増えていく。バッグには、すぐに毛糸をとりだして編み物ができるように入っていて...
11月
ネコヤナギも花穂をつける11月
海が凍るまえにボートを陸にあげておかなければいけないフィンランド。いつもなら、10月の終わり、遅くとも11月の頭には、ボートを陸に上げてしまう。
10月
冬の前のひと仕事
この秋は穏やかな気温が続いたせいか、ブルーベリーの摘み頃が長かった。森のブルーベリーは気温や天気に敏感で、あっという間に摘み頃が終わってしまう。
9月
秋の水辺
朝晩と日中の気温差の大きなこの時期、一日の始まりを靄(もや)に包まれて迎えることがよくある。
8月
みんなのブルーベリー
フィンランドは不況になるときのこ人気があがるという。市場で売っている以外にも、森には美味しいきのこがたくさんある。
夏休みと冬へのたくわえ
フィンランドの夏は充電の季節でもある。職場のコンピューターのパスワードを忘れるくらいにしっかり休んでこそ、また仕事に集中できるのだそうだ。
7月
夏至祭に欠かせないもの。コッコと呼ばれるかがり火、いちご、新じゃが、にしん、水辺のサウナ……。
世界大会から食糧まで、白樺の使い方
6月
ヘルシンキの図書館は市民のリビングルームのようなもの。人が集い寛ぐ。図書館のほうも、人々が気軽に立ち寄れるように地域に密着したサービスや催しを工夫している。
読書コーチと図書館の楽しみ方
5月
4月
一度は見てみたい日本のサクラ
フィンランドの人たちが知る日本のことは、驚くほど多い。そして春になると、必ず話題になるのが桜。(...)
3月
一年は五季の美しさ
フィンランドの人たちは、四季がはっきりしていることを「フィンランドの自然の魅力」として、しばしば口にする。(...)
2月
あれ、もう春?
まだかまだかと待つうちに、2月もあと少し。(...)
1月
フィンランドの森、再考
フィンランド生活も20年になると、思わず苦笑してしまうほどフィンランド人的なことをしている。(...)