4月 一度は見てみたい日本のサクラ

フィンランドの人たちが知る日本のことは、驚くほど多い。そして春になると、必ず話題になるのが桜。フィンランドではやっと春がやってきたと思いきや冬が舞い戻ったりする時期に、日本から桜満開の様子がニュースで紹介されると、ますます桜への思いが強くなる。

 

小学生のときに学校で「さくらさくら」を歌ってた(フィンランド語で)という人たちもいる。そして桜を日本語で「サクラ」と言うことを知っている人も、少なくない。ヘルシンキには何箇所かで桜を見ることもできるけれど、それは日本からのニュースで見る桜の姿とは色も佇まいも違っている。やっぱり一度でいいから本場日本で桜を見てみたいと思うようだ。

 

今月のはじめ、フィンランドの人たちと日本に行くことがあり、それが見事に桜の時期に重なった。森を心の赴くままに歩くのが大好きな人たちだ、ふらふらと好きな桜を眺めては、いろんな環境の中で咲き誇る桜を楽しんでいるようだった。川辺、町の風景の中に溶け込む桜、神社やお寺さん、公園の花見、山などの大自然の中で。

 

日本の人たちがいろんな形で桜を愛でていることも、フィンランドの人たちには印象的だったようだ。雨の中、橋の下で花見を決行している人たちも見かけた。日本で桜を満喫しながら、フィンランドに戻ったら、こんなふうに花見をしようということになった。フィンランドで咲き誇る花を楽しみながら、きままに散歩したいなら、リンゴの花がいいかもしれない。

 

リンゴの花の季節なら、外も気持ちいいだろう。日照時間はすっかり長くなり、いつまでも暮れない夜に、バーベキューしたり、語り合ったりの時間を過ごす。フィンランド式リンゴの花見…もう少し待たなくてはならないけれども、やっと天気予報でマイナスの字も消えたし、それほど遠い先のことではないはずだ。

 

 

(文章・写真 森下圭子)

東京で桜が満開と言われた頃のヘルシンキは、まだうっすらと海や湖に氷が残っていた。

ベリーのデザートを囲むと、森談義に花が咲く。

山で桜を楽しんでいたら、蕨を摘みながら楽しそうに山歩きをしている人たちにも出会った。カメラを持って集まっている人たちも。桜をめぐって色んな人たちがいて楽しい。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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