9月 もっといろんなベリーやきのこ

オーガニックという言葉がだいぶ日常に浸透し、人々の関心はさらに小さな生産者のおいしい食材に向かうようになってきた。最近ではローカルフード、つまり地産地消の考え方がカフェやレストランなどでも広がっている。街には食材にこだわった小さなお店が少しずつ増え、旬のものを健康的にいただきましょうというお料理教室や講習会まで人気。若い人たちの参加も目立っている。

 

 

そんな中でベリーやきのことの関わり方にも変化が出始めてきた。これまでベリーといえばブルーベリーやリンゴンベリーをはじめ、摘むベリーの相場は決まっていたのだけれど、最近ではガンコウランなんかもジュースにするとおいしいとか、他のベリーの楽しみかたを紹介しつつ、森の恵みが実はもっとあるんだという啓発運動が進みつつある。きのこもそうだ。ベリー同様に食べやすいもの、簡単に見分けのつくものなどが中心だったけれど、最近はもっと色んな種類のきのこも摘んで、手をかけて処理することにも挑戦してみて欲しいという。ベリージュースやきのこの塩漬けというのは、手間がかかると敬遠されてきたものが、最近では、いろんなところで道具をレンタルしてくれたりもしているし、お料理教室で一緒に作りましょうという試みもある。どこも人気なのを見ると、これからもっと広がっていきそうだ。

 

 

こだわりの食材はいいなと思う。ローカルフードもやっぱりおいしい。でも毎日となると、食費がとんでもないことになってしまうというときに、自分で森に入って自分の手で摘んだ安心の食材、自分の手間でおいしいものが豊富な形で保存できるのは嬉しいこと。この夏は雨が多く野菜など値段が高めなこともあり、特に自分で確保できた食料をいかに工夫するかで秋からの食卓のバリエーションが違ってきそうだ。最近では美容院や図書館での会話までリンゴンベリーの新しいレシピやら、こんなきのこでこんな食べ方があるよなんてことで盛り上がったりしている。

 

(文章・写真 森下圭子)

秋の水面は鏡のように澄み、景色を映す。

熊がベリー好きなのは知られているけれど、犬も。今年はリンゴンベリーの当たり年と言われている。

日没がぐんと早くなり、散歩の時間に夕日を眺めることも多くなってきた。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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