12月 おねがい、ホワイトクリスマス

ちまたはどこもかしこもジングルベルだ。打ち合わせ先でも、クリスマスタルトやカルダモンが効いたクリスマスコーヒーを出される。社員の頭に赤い三 角帽子が乗っかってないのが意外に思えるほど、オフィスはどこを見てもクリスマス飾りだらけ。何十年ものだろうという年季の入った人形などがお迎えしてくれるオフィスも多い(普段はどこに保管されてるの?)。電飾は年ごとに進化し続けている印象があるけれど、ふとした拍子に目に入るところにあるモノたちはどれも、昔ながらの懐かしさと伝統のもつクリスマスのゆるぎなさがある。って、こんな環境で仕事に集中できるのだろうか。でもいいか、サンタの国だし。

 

 

今年はいつも以上にエコが話題になっている気がする。プレゼント選びも、たとえばエステ券や映画や芸術鑑賞の券、お掃除などのホームサービスのギフト券と形に残るものでないものも注目されている。モノを買うにしても、オーガニックのお店の人気が高い。そうそう日本の風呂敷テクニックも紹介されている。「ゴミを作らない、紙で指を切る危険性もない、工夫次第でいろんな風に使える」といいことづくしで紹介されているのだ。ジャムの蓋なども、古いカーテ ンや端切れ布などを正方形や円に裁断したものでカバーすると雰囲気ががらりと変わる。プレゼントのしかたも内容も、今年は地球にやさしいものをと考える人たちが増えているように思う。

 

 

さて足元が滑らないのはいいけれど、今年もまた雪のないクリスマスになるのか。サンタクロースの国だから、雪があって当然と思われるかもしれないけれど、ここ数年ヘルシンキのクリスマスは、なかなか雪に覆われないのだ。雪が降ると街の音を吸収してくれる。辺り一帯がしんと静寂で包まれるクリスマス。 雪のあとの青空の日は陽を受けた一面の雪が光を反射し、空気までもキラキラと照らしてくれる。雪深い森の中で見つける大小の足跡は、森を共有するたくさんの命を教えてくれる。ホワイトクリスマスになったらいいな。

 

(文章・写真 森下圭子)

毎年楽しみにしている老舗ベーカリーのクリスマス物語。ジンジャークッキーをメインに、名物のメレンゲや数々の美味しいお菓子たちが贅沢に使われている。実は小人や動物があちこちに隠れているのだけれど、表情がどれも個性的でかわいいのなんのって。

こちらも毎年楽しみにしている屋内マーケットのジンジャーハウス。今年は小さめサイズでしたが、飴細工で窓を作ったりというとても細かい技をきかせていました。動物も小人もちょっととぼけた表情が愛らしい。

雪のない景色。時折こんな風にもやがかかったり、一面が霧に覆われたりも。これはこれで幻想的かな。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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