6月 夏のヒソヒソ話

いよいよ夏至祭という時期になっているのに、相変わらず「夏、夏の暑さは来るのかしら」とドキドキしている。はらはらしている。ビクビクまでしてい る。だけじゃなくって、自分だけでこの不安を抱いているのがあまりにも辛くて、ついつい友人たちと、バス停で居合わせた人たちと、なんとなく声をかけあっ てしまっている。そして、なぜか不穏な動きの夏の話をするときひはヒソヒソ話になってしまっている。声が空に届きませんように…という気持ちかもしれな い。

 

 

空はいつまでも明るい。ラップランドまで行けば、真夜中でも外で読書できてしまう。陽をあびて甘くなった野菜たちが次々と市場に並ぶようにもなったし、ああ、あとは気温だけなのですが。

 

 

さて、そんな肌寒さ、コートをなかなか脱げない毎日でも、アクティビティーは夏本番の勢いで動いています。風もなんだか空っ風くらいの厳しさのようでありながら、それでも夏らしく湖を海を行きかうヨットたちの多いこと。寒中水泳的でも、体に生えてる冬の毛を洗い流す(という表現 がフィンランド語にある。ちょっとムーミンみたい)ために湖に飛び込んで、しっかりじっくり泳いじゃうし。夏はマラソンやハーフマラソンの大会もあちこち で行われている。そうだ、公園で無料でやってるエアロビクスも参加者こぞってニコニコして踊っているし、なかなかの人気だ。

 

 

ほんと夏になると、何だかんだいいつつも活発だ。何もかもが楽しい。そして動物たちにしてもそうなんだ、ということを最近聞いた。夏になると牛の乳の出はいいし、ニワトリも立派な卵をたくさん産んでくれるとか。フィンランドの「夏スープ」は牛乳をベースにしているというのは、こういうことみたい。旬の野菜の味をいかしながら、牛乳をベースに作るやさしいスープ。野菜だって、白夜で陽を思い切り浴びているおかげで甘をぐんぐん増 す。このスープ、夏の自然を、ううん夏を丸ごと楽しませていただいてるみたいだ。そうそう、もうすぐ本格的な苺のシーズン。これからベリーシーズンの幕開 けになる。

 

 

(文章・写真 森下圭子)

たまの青空には、もう踊るように飛び出す。こんな光景でひとっこ一人いない静けさが漂うと、さらに嬉しさがアップ。なんとも贅沢なひととき。

そして暑いとすぐこれ。もう公園が海水浴場のようです。ビキニやら海パンだの。さらにできる限り陽のあたるところでガンガン焼く。

街のど真ん中、海外から観光のお客さんも多いショッピングストリート沿いの公園だってこれ。気温が二桁になるとそわそわし、20℃を越えたらこうなってしまいます。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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