11月 体にいいこと、ブームのはじまり

真っ暗な中を通勤通学する季節。一日じゅう電気をつけたまま生活する毎日。空はいつもどんよりしていて雨がちで、太陽が恋しくてならない。こんな時期は「体にいいこと」をいつも以上に意識してしまうみたいだ。市場で手にするベリーも野菜も、風邪予防の知恵を聞いては選んでいる。

 

 

人もまばらな昼下がりの地下鉄で、おばあちゃんたちの会話が耳に入ってきた。健康自慢の話。思わずおばあちゃんたちの近くに座り直し、話の続きを聞いていた。肌の血色もよく、よく通る声で笑うおばあちゃんたちの一人は「小走り移動」が健康の秘訣だった。なんでも500mほどの長 い廊下があって、そこを小刻みにちゃちゃっと走っていくのだそうだ。つま先に意識を集中させると、さらに良いらしい。「そんな長い廊下、歩いてたら日が暮れちゃうし。」と付け加えていたけれど、とにかく小走りすることで足腰を鍛えているのだそうだ。私の日常には長い廊下がないけれど、その日から階段でもエスカレーターでも軽く小走りを意識している。まだ自分の姿を客観的に想像して、その小動物的な動きが笑えて恥ずかしいのだけれど。お手軽で簡単、これはそのうちブームになるかもしれない。

 

 

フィンランドの健康にまつわるブームって、おばあちゃん層から広がっていくことが多い気がする。ノルディック・ウォーキングも、腰の周りにビート板のようなベルトを巻いて体を水に浮かせながら走るアクアジョギングだって、もともとシニアの代名詞のようだった。それが今では若い 人たちにも愛好家が多いし、中には本格的かつストイックな日課としている人たちもいる。

 

 

数年前から高い年齢層に人気のベリーダンス。最近ではベリーダンスをアレンジした簡単エクササイズも登場し、さらに人々の心を掴んでいるらしい。これまで無縁と思っていたベリーダンスというセクシーな響きとは違う名前のものもあるし、実は試してみたくて仕方ない。それにしても ブームの火付け役がおばあちゃんっていいな。

 

(文章・写真 森下圭子)

たまに広がる青空。太陽はいつも傾いていて、お昼というのに朝焼けのような夕暮れ時のような色でほんのり空を染めている。

小さな公園にぽつり。一番大きな木だけは技に葉を残している。無意識のうちにこの木の下で深呼吸してしまう。緑の匂いが恋しいのかも。

スーパーもカフェもクリスマスの風物詩で賑わうようになってきた。クローブ、シナモン、ジンジャーを加えて暖めたベリーのジュース。クリスマスの飲み物で冷えた体もポカポカに。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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