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心満たされる秋の森散策

街の木々も黄色く色づき始め、秋が訪れつつあるスウェーデン。

先週末、友人に誘われストックホルム郊外の森へ行ってきました。

これまで夏の森に行くことは多かったのですが、今回は秋の森、ということでどんな発見があるのか期待しながら、バスケットとベリーピッカーを手に森へ向かいました。

(※スウェーデンをはじめ北欧の国では、「自然享受権」という自然の恵みを誰もが自由に楽しむ権利が法律で認められています。)

森に入ると、さっそく美しい景色が広がっていました。

足元には赤く色づいたビルベリーの葉が。

場所によってはまだまだ果実をつけており、もう少しビルベリーシーズンが続きそうです。

そしてリンゴンベリー(サンタベリー)も発見。

サンタクロースのように真っ赤で可愛らしい姿は一際目を引きます。

ビルベリーとは違い、リンゴンベリーは秋になっても葉が赤くならず、冬の間も緑のままです。

しかも、果実をつけたまま冬を越すことも。

可愛らしい見た目ながら、力強いベリーです。

また、足元にはベリーのほかにもこんな白いフカフカとした地衣類が。

ハナゴケと呼ばれる地衣類で、トナカイが食糧としていることから「トナカイゴケ」とも呼ばれています。

近くで見ると、サンゴのようなユニークな形をしています。

今回、「森のゴールド」とも呼ばれるカンタレリ(アンズ茸)を探していたのですが、見つかるのは大きなきのこばかり。

こんな見るからに怪しいきのこも!まるで作り物のよう・・・。

カンタレリは見つからずあきらめましたが、たくさん見かけた大きなきのこがポルチーニ茸などの食べられるものとわかり、結果的にバスケットいっぱいにゲット!

ズッシリと、合計3キロくらいはあるでしょうか?

そしてベリーもこの通り!

どんな風にして食べようかと考えるだけでもワクワクします。

秋の森散策は色んな発見(ヘラジカのものと思われる糞も!)があり、たっぷりと自然の恵みの収穫も。

自分できのこを見つけたり、ベリーを摘んだりする楽しさと、美しい森の中でもらう自然のエネルギーで、心満たされる時間となりました。

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【スウェーデン便り】

わかさ生活 北欧駐在員が北欧の暮らしや季節の写真、小ネタなどをお届けします。

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