7月 ブルーベリーときのこ狩り

雨が続き雪まで降った夏の始まりを忘れそうなくらい、今は暑い日が続いている。私自身出張に出て一週間ほどして戻ったら、近所の人に「日焼けがすごくて別人みたい!」と驚かれた。ヘルシンキでも30℃を超えることがあるのだけれど、今年はラップランドでも30℃を超える日が続いたりしている。寒さには十分対応している街も、夏の暑さには無防備なことも多い。前からあるトラム車両は暖房は完備されているけれど、冷房はない。運転士さんも大変そうだ。偶然だろうけれど、暑くなってから、あちこちでお店のレジや機械の調子がおかしくなっている。

 

 

こうなると一気にベリーが熟しだし、7月にはいって間もなく、ブルーベリーのシーズンになった。いつもより早いブルーベリー、ヘルシンキはまだまだ夏休みを謳歌しようと田舎にいる人も多い。ベリー摘み、7月の都市部はライバルも少なくていいかもしれないと友人と森に向かった。ところが、道路脇に次々と車が駐車されている。ある程度の距離をおいて次の1台、また次の1台と続くときは休憩じゃない、ベリー摘みやきのこ狩りをしていると考えて間違いない。

 

 

思えば夏というのに雨が多く肌寒い日が続いた6月。あちこちで秋の人気きのこが目撃され、それこそカゴ一杯の収穫がある人すらいた。実はわたしもベリー摘みといいながら、ベリー用のバケツのほかに、ポケットにスーパーの袋を忍ばせていた。もちろんきのこ用だ。6月から森の地面をきのこを探して見ていた人たちは、当然ながらブルーベリーがいつもの時期より早くなることを知っていたのだろう。今年はいちごがなかなか安くならず、気づけば自分で摘んだブルーベリーが最初のベリー三昧になった。フィンランド式にまずはブルーベリーミルクにしていただく。なんてことはない、ブルーベリーに牛乳をかけ砂糖を加えていただくだけ。新鮮なブルーベリーを楽しむのはこれが一番と言われている。最初のベリー摘みはブルーベリーに夢中になりすぎてきのこがちっとも目に入らなかった。次からはきのこ探しもぬかりなく。きのことブルーベリーを同時に探す夏は、もう少し続きそうだ。

 

(文章・写真 森下圭子)

ブルーベリー、今年は鳥よりも早く誰よりも早くこんな場所をいくつか見つけられました。

摘みたてブルーベリーでさっそくパイを。残りは冷凍にしたりジャムにしたり。

汗ばむくらいの暑い日に少しの森散策、見晴らしのいいところに出て眺める青い空と海や湖。フィンランドの夏休みらしい一日。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

公益社団法人日本通信販売協会会員
公益財団法人日本健康・栄養食品協会会員
関西日本・フィンランド協会会員
日本ブルガリア協会法人会員

運用者:株式会社わかさ生活  

Copyright (C)WAKASA SEIKATSU Corporation. All Rights Reserved.