4月 海へ出よう、庭を飾ろう

相変わらず早いペースで春が深まっている今年のヘルシンキ。4月の下旬には気温が二桁を記録するようになり、半袖で外を歩いている人だっている。公園でピクニックをする人、テラスで朝食をとる人、陸に上げてあったボートを着水させなくちゃと慌てる人たちと賑やかだ。つい先日まで海や湖、森の小径を覆っていた氷もとけ、夏をぐんぐん引っ張ってきそうな眩しい太陽がそこここを照らしている。

 

 

今年はイースター時期がぽかぽかの快晴という天気予報だったこともあり、少し長めの週末を自然の中で夏のように過ごしている人たちも多い。セーリングを楽しむ人、庭の花や菜園の準備に忙しい人、サマーハウスの湖に桟橋をおろし日光浴したり。街に残った人たちだって庭にイスやテーブルを出して鮮やかなテーブルクロスを広げれば、まだ新芽の時期で緑は乏しいものの、ぱっと庭が明るくなる。さらにバーベキューシーズン開幕!と庭から香ばしい匂いを漂わせているご近所さんも少なくない。

 

 

こんなときに北極圏に住む友人からの画像はなんだか不思議な気分にさせる。まだまだ湖は氷で覆われ、雪景色だ。焚き火すら寒さをしのぐためだろう。

 

 

イースターなのでラムを食べるべきだけれど、目まぐるしい気候の変化に、ご飯も夏を先取りしたくなってしまう。魚の気分だ。釣りがしやすくなり、牛は乳の出がよくなり、新鮮なやさいがとれるようになる季節...けっきょく魚、牛乳、新鮮な野菜をふんだんに使った夏のスープでイースターを迎えてしまった。すっかり浮かれてしまっているけれど、いったん落ち着いて、白樺の樹液やトウヒの新芽のシロップ作りなど、春の恵みをしっかりいただかなくちゃと考えている。

 

(文章・写真 森下圭子)

4月上旬は、まだまだ湖や海に氷がはっていた。

食卓を楽しくしたくなる春のはじまり。パンもこんな風に焼いて(嘴はヒマワリの種)。

4月も下旬になるとボートで海に出られるように。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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