1月 太陽だ、青空だ、雪だ!

最後に太陽を見たのいつだっけ?というような会話が続いた12月。年末年始のクリスマス休暇には、フィンランドを出て太陽いっぱいの南国で過ごした人も多い。年が明けても相変わらず、とにかく雨が続き、どんよりとした厚い雲に空が覆われる毎日だった。

 

 

年が明け10日ほどした頃だろうか、ぐんぐんと寒さが厳しくなった。たいてい天気がよくなる前兆だ。すると、みるみるうちに太陽がでてきた…青空!寒さは南部のヘルシンキですら-10℃を下回る日が続く。雪も残り、やがて湖や海が凍りはじめた。

 

 

美しい冬がやってきた。まだまだ日照時間は短いけれど、太陽と青空の下を嬉しそうに散歩している人をあちこちで見かける。週末にいたっては、凍った海の上を歩きたい人たちで海がちょっとした渋滞になるほど。それはそれで微笑ましい光景だ。さっそくアイスフィッシングする人もいるし、スケートやスキーを履き、気持ち良さそうに風を切っていく人も行き来している。自転車をこぐ人、犬の散歩をする人、子供をそりにのせてのんびり歩いていく人などなど。そして何をしていても、それぞれが時おり空を見上げ太陽に顔を向ける。

 

 

凍った海の上というのは、風も強く下からの冷えも大変。雪があまり積もっていないと氷の上を歩いているようなもので、つるつるしている。それでも全身に太陽を浴びられる海の上がいいのだ。

 

 

海沿いのカフェでは、-15℃くらいでも天気がよければテラスでお茶をしている人たちがいる。もう少しすると海辺にソーセージ焼きの屋台なんかも登場しそうだ。太陽がでて、しっかり寒い日が続くと、冬っていいなあと思う。口々に寒いと言い合う人々の顔も、なんだか嬉しそうだ。やっと訪れた冬らしい毎日。もう少し続いてくれますように。

 

 

(文章・写真 森下圭子)

凍てついた海。うっすら積もった雪に、まだ誰も足を踏み入れていない…こんな光景が見られるのは、ほんの少しの時間だけ。

冬の風物詩、アイスフィッシング。

犬たちも楽しそうな海の上の散歩。

森下圭子さん

Keiko Morishita-Hiltunenさん

 

 

ムーミンが大好きで、ムーミンとその作家トーベ・ヤンソン研究のためにフィンランドへ渡り、そのまま住み続けている森下さん。今はムーミン研究家として、またフィンランドの芸術活動や、日本へフィンランドを伝える窓口として、幅広く活躍中。

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